不安に気づいた日

 

支店長と面談があった

 

なんとなくやばいなーって思ってたけど支店長はすごい

 

「これから何をしてみたい?」って言われたから

「逆に何をして欲しいと思っているのかを聞きたいです。」って聞くと

「僕がこう、と決めてしまうのはすごく簡単ですぐにできる。そうじゃなくて君がしたいことを聞きたいんだよ。君がしたいと思ってることを素直に教えて欲しい。したくないならしたくないことを教えてほしい。銀行というしっかりした会社を辞めてこの会社に来てくれたんだから、絶対に後悔してほしくないんだよ。僕は君がいいと思って呼んだんだから。」

 

ってもうそんなこと、本当じゃなくてもなんでも、嬉しくて、こんなこと言ってもらえて本当にありがたい。

 

最近は仕事が落ちついてるみたいで毎日何か覚えるわけでもなく半日は雑用みたいなことをしている

先輩が「こんな時滅多にないからむしろこの状況を楽しむくらいでいいよ。」というくらいには凪な状況。

 

でもすごく不安だった。毎日誰でもできるような仕事をしていることがすごく不安だった。

そしてこれからどうしたいのかが見えないのがもっと不安だった。

もちろんそういう状況であることも分かってたし、先輩がそれでも仕事を見つけて教えてくれてるなんて本当に恵まれているなと思う。

 

でもそれでも不安だった。

 

それを分かってくれて、なんなら自分でさえ不安という気持ちに気づいてなかったのに気づかせてくれた。

「不安だよね。絶対不安だよ、分かる。でも焦んなくていい。大丈夫だから。これからいろんなことを覚えてどうしたいかを決めていってほしい。僕たちは入社からずっとこの会社にいるからここしか分からないんだよ。そういう意味では本当に貴重な存在なんだよ。色々教えてほしい。外から感じたこととか何でも。それでまた僕たちが頑張る糧にもなるから。」

って。

いくら中途とは言え今は派遣社員の私の話を聞いてくれる。それで励ましてくれる。

 

正直今回全員面談するって言っても持ち時間は5分だし、常に支店にはいない支店長だったから

「まぁぼちぼちやってます。」って答えて終わりかと思ってたのに、気づいたら泣いてた。

 

不安だったんや、自分。と思ったらどんどん泣けてきた。

 

入って3か月。

これからこの会社でどうして行きたいかのビジョンが全く見えなくて

成長してるかどうかも分からなくて

銀行にいたらもしかしたら…と毎日自分の決断と葛藤してた

 

社員になること、が第一の目標だけど

その先のことも考えないといけない

 

思ってたより気を張ってたんだなぁ

 

少し楽になった気がする

 

掃除のおばちゃんにまで励まされてしまった

すぐ泣くのは本当にやめたいんやけど。

 

人にだけは恵まれる。

 

それ以上ないと思う。

 

明日からまた頑張ろう。